MCTオイルダイエットで太った!?それ糖質制限してないせいかも?

近年MCTオイルを使用したダイエットに注目が集まっています。しかし、MCTオイルを使ったダイエットは太ってしまうのでは?と心配されている方もいるはず。どのようにMCTオイルを使用した場合に太ってしまうのでしょうか?

この記事では、MCTオイルダイエットの注意点やよく聞かれるお悩み、MCTオイルダイエットを行う際に必要なこと、MCTオイルダイエットと糖質制限の関係についてまとめました。

MCTオイルダイエットは太る?


MCTオイルはココナッツオイルが原料となっており、ダイエット中のエネルギー不足を補いつつ、脂肪を分解して作られる物質である【ケトン体】を生成します。脂肪の燃焼を助けてくれるMCTオイルは、今やダイエッターの中ではおなじみの存在になりつつあります。

ただし、MCTオイルはその名の通りオイル(油)のため高カロリーです。
「話題になっているから」「ダイエットに良さそうだから」と言って、あらゆる料理にMCTオイルをかけて食べていると脂質もカロリーも過剰摂取となってしまい、余計に太ってしまう原因を作ります。そのため適切な使用が大切です。

間違った方法だと太ることも

また、普段と変わらない食生活にMCTオイルをプラスしても、ダイエットは期待できません。太ってしまう確率がアップしてしまいます!
そこで、MCTオイルダイエットをするのであれば同時に行ってほしいのが【糖質制限】です。MCTオイルダイエットは、糖質制限とセットで行うことがダイエットへの最短ルートといっても過言ではありません。

そもそも糖質制限とは何?


糖質は炭水化物の一部で、人間のエネルギー源のひとつ。糖質制限とは、糖質の摂取量を少なくするように調整して食事をすることです。ご飯・麺類・パンなどの小麦粉製品・イモ類などに代表される炭水化物とクッキーやキャンディーのような甘い物などの糖質量を、1日70〜130gほどに抑えます。
代わりにたんぱく質や脂質(油)、ビタミン・ミネラル・食物繊維、などを多く含む食品(具体例:肉・魚・豆腐・野菜・チーズ・海草類など)をしっかり食べる方法です。

余った糖質は脂肪となり蓄積される

どうして糖質制限を行うのかというと、糖質はエネルギーとして消費されず余ってしまった場合、脂肪となり蓄積されていきます。その結果、太りやすい身体になってしまいます。

しかし、忙しい現代人の食事では糖質過多になりやすい傾向があるため、バランスの良い食事を普段から心がけていく必要があります。そんな時こそ糖質制限がおすすめです。

糖質制限をすることで、身体に脂肪がつきにくくなることと同時に脂肪に変わる糖質が少なくなっていくため、結果的にダイエットにつながります

糖質制限中に油は欠かせない

余分な脂肪を蓄積させず、エネルギーとして糖質を全て使い切るためにも、糖質制限はとても有効な手段です。

しかし、糖質制限をすると同時に不足するエネルギーを補う必要があります。

そのため糖質制限中は、先ほどもお伝えしたように、たんぱく質や脂質(油)、ビタミン・ミネラル・食物繊維を意識して摂る必要があります。

油であるMCTオイルと糖質制限は相性が抜群!そのため、糖質制限時にはMCTオイルをはじめ、良質な油を取り入れて行うことが推奨されています。

糖質の代わりにMCTオイルを摂取することで、体内の糖質量は減少。「脂肪を分解するエネルギー」として使われるのです。

MCTオイルは脂肪燃焼効果を高める

MCTオイルは摂取してからすぐにエネルギーとなり使われるため、脂肪燃焼効果を高める働きが期待できます。

その理由は、オイルが体内に吸収されると脂肪燃焼効果を高めるケトン体を大量に生成するため。すでに蓄積された脂肪も効率よく燃やすことで、さらにダイエット効果が高まります。
糖質制限で脂肪の蓄積を抑え、MCTオイルで脂肪を燃やすこのサイクルがMCTオイルダイエット成功の鍵です。

ゆるい糖質制限で十分


糖質制限というと制限が厳しくて満腹感を得にくくストレスもたまりやすいイメージがありますが、MCTオイルダイエットで行う糖質制限は、決して厳しいものではありません。どんな具合で糖質制限を行うのかご紹介します。

1日130g以下程度の糖質はOK

MCTオイルダイエットと一緒に行う糖質制限のレベルは、【ローカーボ】と言われるもので十分に効果があります。アスリートのような厳しい糖質制限をせずに、ゆるい糖質制限で大丈夫です!

どのくらい糖質制限すればいいのかというと、1食あたりで摂取する糖質は20~40gまで。決してハードな糖質制限ではありません。1日130g以下に収まれば、デザートを食べても大丈夫です!

まずは主食の量を減らすのがおすすめ

ご飯お茶碗1杯が約150gとすると、そのうち糖質量は約55gほどになります。そのため、ご飯をお茶碗半分程度にすれば、おかずに含まれる糖質量を含めても40g程度に収まる計算です。

手軽にできる糖質制限なので、初めての場合まずは主食の量を減らすことから糖質制限をスタートするのがおすすめです。

MCTオイルダイエットのよくあるお悩み


MCTオイルダイエットについて、よく聞かれるお悩みとその解決策をご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。

外食が多く、糖質制限が難しい

仕事が忙しく外食が多い環境では、糖質制限をすることは難しいと思われがち。

でも決してそんなことはありません。最近は、コンビニでもお肉や煮物など糖質制限を意識した食品が数多く販売されています。
特に今人気のサラダチキンは、ボリュームもあって糖質がほぼゼロのおすすめの食品です。糖質制限の代名詞ともいえますよね。
そのまま食べるだけでなくサラダのトッピングや軽くソテーしたりと様々な用途に使用できますし、味のバリエーションも豊富で飽きずに食べられます。
コンビニの定番であるおにぎりも、押麦入りのものや玄米にするだけで糖質制限できます。

コーヒーが苦手

MCTオイルは調理に向かない性質です。そんな性質を考慮しつつ手軽に取り入れる方法のひとつとして、コーヒーにMCTオイルとバターを加えた「バターコーヒー」があります。MCTオイルの情報ページではよく紹介されているのでご存知の方も多いのではないでしょうか。

しかしコーヒーが苦手な場合、バターコーヒーの実践はちょっとためらってしまいますよね。

でも大丈夫! バターコーヒーの起源は、モンゴルのバター茶に着想を得たとも言われています。そのため、コーヒーを紅茶に置き換えることもできます。コクが出るので、スムージーやココアに混ぜて飲んでもOKなんですよ。

飲み物以外のMCTオイルの取り入れ方としては、ドレッシングとしてサラダにかける、スープやお味噌汁などに少量入れるという方法もおすすめです。味や香りはほとんどなくさらっとしたオイルのため、様々な料理と相性が良いところが魅力です。
糖質制限と相性の良いメニューに取り入れやすいのはMCTオイルのいいところですね。

MCTオイルダイエットは楽しく続けられる


「絶対続ける!」「絶対痩せる!」と思って始めたダイエットでも、途中で諦める・挫折してしまうという経験が、誰しも一度はあるのではないでしょうか。

ダイエットを挫折する原因のひとつとして、食事制限による空腹が苦痛に感じられ耐えられなくなったり、食べてはいけないものがたくさんあり、好きなものも食べられず食事が楽しめない事によるストレスが挙げられます。
MCTオイルダイエット中は肉や魚、卵などの良質なタンパク質はむしろ意識して多めに摂取すべきです。MCTオイルダイエットは1日130g以下の制限以内の緩やかな糖質制限を行うため、スイーツOK、外食もできてダイエットへの我慢やストレスが少ないところが大きな魅力です。
MCTオイルダイエットは、ゆるい糖質制限を意識すればいい簡単なダイエット法で、いいことづくめです。糖質制限以外の厳しい食事制限で挫折してしまった方や運動が苦手な方におすすめです。気軽に始めてみてはいかがでしょうか?

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