中鎖脂肪酸の中でも注目すべきラウリン酸(C12)のすごい働き

MCTオイルは中鎖脂肪酸という成分100%できています。そしてMCTオイルに含まれる中鎖脂肪酸はさらに3種類に分けられます。MCTオイルはダイエット目的で摂取している人が多いので、脂肪燃焼効果の高いと言われるカプリル酸やカプリン酸に注目しがちですが、最も炭素の繋がりが長い中鎖脂肪酸であるラウリン酸にはダイエット以外にもいいすごい健康効果があるとご存知ですか?

これを読めば、ラウリン酸を積極的に摂りたくなること間違いなし!実は生まれたばかりの赤ちゃんの頃から深い関係にあるラウリン酸の知られざる効果を紹介します。

ラウリン酸はMCTオイルに含まれる中鎖脂肪酸の一つ


ラウリン酸はMCTオイルに含まれる中鎖脂肪酸の一つです。中鎖脂肪酸はカプリル酸、カプリル酸、ラウリン酸とありますが、ラウリン酸は最も長い炭素が12個繋がった(C12)の中鎖脂肪酸にあたります。

中鎖脂肪酸は炭素が短いほど素早く分解されエネルギーになる性質があるため、炭素の長いラウリン酸を除去したり含有量を少なく調整したMCTオイルも多く出回っています。
短期的なダイエット目的であれば、ラウリン酸の含有量が少ないMCTオイルを選ぶのも良いでしょうが、MCTオイルはダイエットだけでなく、栄養補給や長期的な健康維持にも役立つ食品でもあります。

MCTダイエットは糖質制限と組み合わせて、エネルギー源をケトン体に置き換えていき、脂肪燃焼を促すケトン体サイクルをしっかりと回すことで目的を達成するダイエットのスタイルです。
イベントなどに向けて短期間で「とりあえず体重を落とす」というダイエットではないため、短期決戦で結果を出すようなダイエットではありません。

MCTオイルダイエットの目的である長期で摂取して、スリムかつ健康的な理想の体を作っていく上で、ラウリン酸は非常に重要な役割を持つ成分です。

ラウリン酸は馴染み深い天然成分


ラウリン酸は実は私たちにとって非常に身近で馴染み深い成分です。牛乳など様々な食品に含まれている天然成分で、MCTオイルの原料にも多く含まれています。

ココナッツに多く含まれる

ラウリン酸は様々な食品に含まれている天然の成分です。MCTオイルの原料であるココナッツにも多く含まれており、ココナッツを原料とするココナッツオイルも40%~50%がラウリン酸です。

MCTオイルはココナッツオイルをさらに生成して中鎖脂肪酸100%にしたものなので、元々はラウリン酸が多く含まれている方が自然と言えます。特にココナッツオイルに多く含まれ、ココナッツパウダーやココナッツミルク、ココナッツバターといったココナッツ製品にはどれもラウリン酸が多く含まれています。

数あるラウリン酸を含む食品の中でもココナッツ製品はダントツにラウリン酸の含有量が高いので、MCTオイル以外で効率よくラウリン酸を摂取するならココナッツ製品を取り入れると良いですね。

ラウリン酸は母乳にも含まれ免疫力にかかわる成分

実はラウリン酸は、私たちが生まれてすぐに摂取する、馴染み深い成分でもあります。ラウリン酸は母乳にも含まれている成分だからです。

ラウリン酸には免疫力を高める働きがあると言われています。お腹の中では外界の影響から守られていた赤ちゃんも、外の世界に出たら自分の免疫力を獲得していかなければなりません。そのために母乳によって得られるラウリン酸は欠かせない成分なんです。
また、ラウリン酸は体内でモノラウリンという殺菌効果を持つ成分に変わります。赤ちゃんに限らず、健康を維持する上で免疫力や細菌に負けない力は大切です。

MCTオイルはその力を高めてくれるラウリン酸を継続して摂取できる優秀な食品です。

MCTオイルは選び方一つでラウリン酸の摂取量が変わる!


MCTオイルが広く知られるようになってから、市場で販売されているMCTオイルの種類は爆発的に増えました。
その分、MCTオイルを選ぶ際にはきちんと成分や原料をチェックする必要があります。高品質なMCTオイルと出会えるよう、購入時に必ずチェックしたいポイントを紹介します。

原料はココナッツ100%を選ぶ


最も大事なポイントはココナッツ100%原料のMCTオイルを選ぶことです。MCTオイルの主成分である中鎖脂肪酸はヤシの実を原料とするパーム核油などにも含まれます。そのため安価なMCTオイルの場合、パーム核油の混じっているものも。

しかし栄養面や純度から見てもココナッツ100%の方が高品質なMCTオイルと言えるでしょう。必ずラベルの原材料表示をチェックしてココナッツ100%、中鎖脂肪酸100%のものを選びたいですね。

配合された成分バランスをチェック


前述の通り、MCTオイルは製品によって配合バランスは様々です。ダイエットに特化したもの、筋トレと相性の良いもの、健康効果の高いものなどなど目的によって選択の幅が広がりました。目的による違いは中鎖脂肪酸の配合バランスによって決まります。

MCTオイルにはカプリル酸(C8)、カプリン酸(C10)、ラウリン酸(C12)の3種類の中鎖脂肪酸が配合されており、その配合バランスがラベルに記載されている製品が多いです。
購入時には配合バランスもチェックし、目的にあったMCTオイルを選ぶようにしたいですね。

→■おすすめのMCTオイル選びのポイントの記事はこちら

MCTオイル以外にも!ラウリン酸を摂れる食品

ラウリン酸はMCT以外の食品からも摂取できます。MCTオイル同様、継続して摂取するのが大切なので、ぜひ普段の食生活に取り入れてみてくださいね。

バターをココナッツバターに置き換え

やはりココナッツを使った食品にラウリン酸は多く含まれています。中でもおすすめがココナッツバターです。通常のバターに置き換えてトーストに合わせるだけで簡単に摂取できます。

ほんのり甘くて香りも良いので、トーストだけでなくパンケーキなどのおやつとも相性抜群ですよ。

ココナッツミルクもおすすめ

ココナッツ原料なら、ココナッツミルクもおすすめです。カレーなどの料理にも使いやすいですし、牛乳より多くラウリン酸を含むので置き換えにもぴったり。

カフェラテの牛乳をココナッツミルクに変えると甘味料なしでもほんのりあまみを感じられて美味しいですよ。

チーズにも含まれる

ココナッツほどではないですが、チーズもラウリン酸を多く含んでいます。こちらもスーパーなどで簡単に手に入るので、継続しやすいラウリン酸を含んだ食品と言えますね。

食べるならプロセスチーズよりもチェダーチーズなどのナチュラルチーズがおすすめ。クリームチーズなどクセのないチーズにもラウリン酸は多く含まれているので、おやつや副菜などで接触的に取り入れていきたいですね。

ラウリン酸5%以上配合のMCTオイルはごくわずか

ここではココナッツ由来100%でラウリン酸が5%以上配合されているMCTオイルのを紹介します。

おすすめ①
「LAURINのMCTオイル」

LAURINのMCTオイルは独自の特許製法よりラウリン酸を30%も含むMCTオイルです。
ラウリン酸はC12と中鎖脂肪酸の中では長いため、MCTオイルとして精製する際に除去してしまう製品も多い中、LAURINはあえてココナッツオイルと変わらないほどの高いラウリン酸の配合バランスをとっています。

それはMCTオイルはダイエットに限らず、全ての人にとって必要な栄養を豊富に含んでいるから。「ラウリン酸で病気に負けない健康な体を手に入れたいな」と思ったら、ぜひMCTオイルは「LAURIN」を選んでみてくださいね。

おすすめ②
「Sports ResearchのMCTオイル」
Sports Research, MCTオイル、無風味、16 oz (473 ml)

アスリート必見のブランドです。13.5 gの中鎖脂肪酸の中でカプリル酸(C8)5.65 g、カプリン酸(C10)3.7 g、ラウリン酸(C12)4.0 gという配合になっていて、Sports ResearchのMCTオイルにもラウリン酸が含まれています。

こちらもLAURINと同じく、ココナッツ由来100%で良質なココナッツのみを使用しパーム油などの充填油不使用でおすすめのMCTオイルです。

ラウリン酸でダイエットと健康を叶えよう!

MCTオイルでダイエットを頑張ると、免疫力のある健康な体も手に入る・・・そんな一石二鳥な成分ラウリン酸。

ココナッツバターやMCTオイルは置き換えなどでも普段の食事に取り入れやすいので、まずこの2品から始めてみてはいかがでしょうか。ダイエットと健康を叶えてみましょう!

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