MCTオイルは料理に使える?加熱して大丈夫?OK例NG例を紹介

いざMCTオイルを始めよう!と思っても、バターコーヒー以外の摂取方法がわからず困っていませんか?MCTオイルは一般的な食用油と違う特徴があり、扱いにちょっとしたコツが必要です。

しかしただ一つのコツさえおさえれば、様々な料理に幅広く使える万能オイルなんです。この記事では日頃からバッチリ料理をする人にも、外食が多い人にも役立つMCTオイルの活用OK例NG例とおすすめのMCTオイルレシピを紹介します。

MCTオイルは加熱調理に使うサラダ油の代わりになる?


MCTオイルダイエットを始めるにあたり、できるだけ手軽にMCTオイルを摂りたい!と思いますよね。今は一人暮らしでも自炊する人も多く、毎日の料理に取り入れたいと思う人も多いでしょう。

料理で使う油の代表といえばサラダ油などの食用油です。MCTオイルはサラダ油などの一般的な食用油の代わりになるのでしょうか?

答えはNO!MCTオイルは加熱に不向き

結論から言うとMCTオイルはサラダ油などの食用油に置き換えはできません。なぜならMCTオイルは加熱に向かない油だからです。MCTオイルは煙点が低く、加熱すると煙が発生する恐れがあります。そのためサラダ油のように炒め物や揚げ物には使えません。

MCTオイル活用のNG例

1.炒め物や焼き物には使えない
よく「フライパンに油を敷いて温める」と書いてあるレシピがありますよね。そういったレシピにMCTオイルは使えません。前述の通りMCTオイルは加熱NG。少量だとしても直火にかけて加熱するのはやめましょう。

2.揚げ物もNG
MCTオイルは炒め物や焼き物以上に、揚げ物にはさらに不向きです。揚げ物は大量に油を使い、長時間高温で加熱します。炒め物以上にMCTオイルの弱点である煙が発生しやすい状態になりやすいです。危険なので、揚げ物にMCTオイルを使うのは絶対にやめましょう。

3.表面に塗って加熱も避けて
特にオーブン料理のレシピだと、オーブンで加熱する前に油をかけたり塗ったりする場合があります。こういったレシピでもMCTオイルを使うのは避けましょう。直火ではないですが、オーブン料理もかなりの高温まで加熱されます。煙が出るだけでなく、それによりオーブンの故障にも繋がりかねません。

MCTオイルを料理に使いたいときは?加熱NG以外の注意点はある?


MCTオイルは加熱調理に向かないことは前述の通りです。しかし、MCTオイルを摂りたいけど油を飲むのに抵抗を感じる方もいるでしょう。

安心してください。MCTオイルでNGなのは加熱調理だけです!
MCTオイルは無味無臭で、サラッとした癖のないオイルです。冷たい食べ物に足しても脂っこくありませんし、おかず系だけでなくフルーツや甘いものとの相性もバッチリ。実は様々な料理に使える優秀な油なんです。

加熱調理後に上からかけるのはOK


MCTオイルを料理に使う場合は、加熱調理が必要なものには後からかけるようにしましょう。炒め物のノンオイルで作って仕上げにMCTオイルをかける、焼き魚に添える大根おろしに醤油と一緒にちょいかけするなど、「加熱後にかける」使い方は様々できます。

また、加熱を終えて火を消した後の温かさの残ったフライパンに入れる程度ならMCTオイルも大丈夫です。お肉を焼いた後のフライパンでソースを作る際、バターの代わりにMCTオイルを使うなどもできますね。

より手軽にMCTオイルを取り入れるならスープや味噌汁などの汁物にプラスするのがおすすめです。より油っぽさを感じませんし、スプーン1杯のMCTオイルをしっかり摂取できます。汁物に入れる場合も加熱終了後、お皿やお椀によそってからMCTオイルをひと垂らしするのがよいでしょう。

加熱前に混ぜ合わせるレシピならOK

例えばお菓子などのレシピで生地にオイルを混ぜるレシピがあります。ああいった加熱前に混ぜ込むレシピの場合、MCTオイルに置き換えてアレンジしてもOKです。

バターは風味も重要なので、向きませんがサラダ油や太白ごま油などを使うレシピの場合はMCTオイルに置き換えできますよ。よりサラッとした味わいになりますし、お子様でもおやつとしてMCTオイルを摂取できるのでおすすめです。

加熱しなくても活用色々!MCTオイルは冷たい料理とも相性抜群

MCTオイルをはじめ、油といえば加熱調理というイメージがあると思います。しかし意外にもMCTオイルは冷たい料理とも相性抜群なんです!その理由はMCTオイルはサラッとしていて油っぽくないから。

冷たい料理の場合、加熱調理の料理以上に活用の幅が広がります。料理をし慣れておらず、MCTオイルOKのレシピとMCTオイルNGのレシピが今ひとつ判断できない場合は無理せず冷たい料理と組み合わせるのがおすすめです。

手軽に摂れるMCTオイル活用のOK例


1.スムージーや野菜ジュースにちょい足し
最も手軽な冷たい料理へのMCTオイル活用方法がこちらです。
MCTオイルダイエット中は、同時に糖質もゆるく制限するのがおすすめ。代わりに野菜はたっぷり摂りたいので、様々な種類の野菜を手軽に取れるスムージーや野菜ジュースはMCTオイルとの相性抜群なんです。

野菜ジュースを選ぶ場合は、果物多めのものは避け野菜成分の多いものを選びましょう。果物は糖質が多く、かつ液体から摂取した糖質は吸収されやすくなってしまいます。スムージーも同様です。特に市販のものはペットボトルのジュース並みに糖質を含むものもあるので、できるだけ自家製がおすすめ。その場合もバナナなど糖質の多い果物は避け、りんごなどを加えてほんのり甘みをプラスしましょう。

MCTオイルは一度スムージーをしっかり混ぜ合わせて液体状にしてからプラス、さらにしっかり混ぜ合わせるとムラなく仕上がりますよ。


2.サラダのドレッシングとして
スムージーと同じく糖質を抑えつつたっぷりの野菜と一緒にMCTオイルを摂取できる方法は自家製ドレッシングのベースとしてMCTオイルを使う方法です。

レシピサイトには様々なドレッシングのレシピが掲載されていますし、最近は100円ショップなどで自家製ドレッシングを作るための専用容器も販売されています。容器に材料と量が書かれているので、その通りに材料を入れシャカシャカ振るだけでドレッシング完成とお手軽です。

MCTオイルはレシピに書いてあるサラダ油やオリーブオイル、ごま油などとそのまま置き換えるだけ。ただ、MCTオイルに慣れないうちは小さじ1程度から始めるのがおすすめなので、必要量に合わせてオイルの一部をMCTオイルに置き換えるのもいいでしょう。


3.マリネ液のオイルとして
自家製ドレッシングのアレンジ的なレシピとして、マリネ液のオイルに使うのもおすすめです。マリネすることで生野菜よりカサが減るので、よりたっぷりと野菜が摂取できます。

またマリネなら野菜だけでなく、魚やハムなどの加工肉とも相性バッチリ。糖質制限中に欠かせないタンパク質もセットで摂取でき、MCTオイルダイエット中にぜひ取り入れて欲しいレシピです。

加熱NGを守って、楽しくMCTオイルダイエットを!

いかがでしたか?MCTオイルは使うのが難しそうなイメージがありますが、実は様々なレシピに活用できる万能オイルなんです。NGなのは加熱調理だけ。それさえ守れば無味無臭で油っぽくないため一般的な食用油よりもアレンジの幅がありますよ。

一度取り入れれば、「こんな食べ方もいいかも」ときっと自分のオリジナルレシピも発見できるはず。加熱NGを意識しつつ、MCTオイルを楽しく毎日の食事に取り入れてみてくださいね。

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