最新情報に敏感なダイエッターの間でトレンドとなりつつあるMCTオイル。MCTオイルを摂り入れた食事法は、体内の脂肪を燃やし、痩せやすい体を作れることは分かっているけれど、どのタイミングで摂ることが効果的にダイエットを成功へと導くのでしょうか。記事では、MCTオイルの正しい飲み方とベストなタイミング、毎日の食事に取り入れやすいMCTオイルの簡単レシピについてご紹介します。
目次
どのくらいの摂取量をいつ摂るのがベスト?飲み方を知ろう
寝る前よりも朝食時!朝9時までの摂取がベスト!
MCTオイルは、摂取した後に直接肝臓に届き分解・代謝するという性質から、特に朝食に摂り入れることがオススメです。可能であれば朝9時ごろまでにMCTオイルを摂取することで、その日一日の代謝のサイクルが、脂質を燃やすサイクルに変わってくれるため、日常生活を過ごすだけでも脂肪燃焼効果を発揮してくれます。まずは朝大さじ1杯などの日常に摂り入れやすい量でMCTオイルを摂ることから始めましょう。
ダイエットなら遅くとも午前中までにはMCTオイルを摂取したい
MCTオイルは毎日の食事に摂り入れやすいため、朝昼晩どのタイミングでも摂取することはできることはメリットではありますが、せっかく一日を過ごすなら、「朝から痩せやすいエネルギーサイクルの体で過ごしたい」ですよね。
そのためには、遅くても午前中までにMCTオイルを摂取することを心がけてみましょう。
正しく摂取することで、どんなダイエット効果が期待できる?
通常の体は、優先的に糖質をエネルギー源としながら日々活動をしているのですが、MCTオイルを摂取して脂質をエネルギー源とするサイクルに体が切り替わることで、体脂肪の燃焼が促され、痩せやすい体を作れます。また、MCTオイルを継続的に摂取していると、空腹を抑えられると実感している方も多く、スイーツやお菓子など余分なカロリー摂取の防止にもつながり、ダイエット効果を高めてくれます。さらにMCTオイルは疲労回復にも一役買ってくれるため、スポーツ選手も積極的に摂り入れています。
オススメの摂取方法は?
MCTオイルを加熱しなければどんな方法でもOK
MCTオイルは熱に弱いオイルのため、加熱調理には向いていません。そのため、完成した料理の仕上げとして、またはお好みのドリンクにさっとかけるのが基本です。MCTオイルは瓶タイプのものや、個包装で持ち歩けるもの、粉末タイプやサプリメントなど、販売されている形状は様々。ライフスタイルに合わせて、自分にぴったりのMCTオイルを選ぶようにしましょう。
MCTオイルの定番の飲み方!『バターコーヒー』レシピ
<材料>
- コーヒー:2杯分
- 無塩バター(牧草のみ食べる牛で作られたバターのグラスフェッドバターがベスト):大さじ1〜2杯
- MCTオイル:大さじ1〜2杯
※グラスフェッドバターは、『ギー』という商品が有名です。コストコなどで販売されています。
<作り方>
- コーヒーに無塩バターとMCTオイルを入れる。
- ミキサーなどで、乳化するまで十分に混ぜ合わせる。
バターコーヒーは最もポピュラーなMCTオイルレシピ。朝食とともにコーヒーを飲む習慣がある方を中心に、多くの方がこの方法でMCTオイルを摂り入れています。バターコーヒーは作り方も簡単なため、忙しい朝でも無理なく続けられるのが嬉しいポイント。コーヒー好きにはまず試してほしい摂り入れ方です。
野菜不足や便秘解消にも役立つ!『グリーンスムージー』レシピ
<材料>
- キウイ:1個
- パイナップル:60g
- 豆苗:1/2パック
- レモン汁:10g
- 豆乳:3/4カップ
- MCTオイル:小さじ1と3/4杯
<作り方>
- 材料をすべてミキサーにかけて、十分に混ぜ合わせたところで、グラスに注ぐ。
野菜不足の方などにオススメのグリーンスムージー。MCTオイルは、疲労回復や筋肉の不調を予防してくれるという特長があるため、スポーツ選手が行っている話題のファットアダプト食事法でも紹介されているレシピです。ファットアダプト食事法とは、確かなエビデンスの基、積極的に脂質を摂り入れる食事法のこと。食事の中に脂質を摂り入れることは簡単そうで、脂っこい料理が苦手な方にとっては案外難しいことかもしれませんが、この方法なら、良質な油であるMCTオイルを油っぽさを感じることなく摂り入れられそうですね。
飲み物以外にもMCTオイルをいろんな料理にプラスする
効果的なMCTオイル摂取のポイントは、とにかく加熱せずに摂ること。無味無臭のMCTオイルを、毎日の様々な料理の仕上げとして、まずは大さじ1杯から摂取してみましょう。例えば、お味噌汁や焼き魚、パスタやオートミールなどの料理にプラスするのもオススメです。
同時に糖質オフ&タンパク質摂取を意識して効率よくダイエット
MCTオイルの摂取を習慣化するなら、同時に糖質オフや良質なタンパク質を摂取することも意識することで、よりダイエットの効果を高めることができます。糖質オフは、体が脂質をエネルギー源にするサイクルを作り出すことを後押ししてくれます。また、運動などによって分解されやすい筋肉の源であるタンパク質を積極的に摂ることで、無駄なタンパク質の分解を起こりにくくし、体脂肪を燃焼するというMCTオイルの効果を高めてくれます。
摂取し忘れちゃうことが多い・・・飲み方はどう工夫すればいいの?
スムージー用の材料を冷凍の小分けにしておいて時短
朝は忙しいので、MCTオイルが健康にいいことは分かっていても、つい摂り忘れてしまう方も多いのではないでしょうか。そんな方は、スムージーの材料を1食分ずつ小分けにして、事前に冷凍しておくのがオススメの飲み方です。MCTオイルは、冷凍OKなうえに、完全に凍らない性質を持っているので、忙しい朝でも冷凍庫から出してすぐにミキサーにかけられてとっても便利!習慣化させることにハードルを感じている方は、ぜひこの飲み方を取り入れてみましょう。
小分けパックタイプを持ち歩くのもオススメ
先述した通り、MCTオイルは小分けタイプも販売されています。これなら普段お家で料理をする機会が少ない外食中心の方や、朝急いでいてうっかり飲み忘れた時などにも、仕事の合間に飲むドリンクやランチの料理にMCTオイルをかけるだけで簡単に飲み忘れを防げます。忘れっぽい方は、小分けのタイプのMCTオイルを持ち歩くことがベストの方法かもしれませんね。
MCTオイルはフレッシュなうちに使い切って
MCTオイルは開封したら早めに使い切ろう!
MCTオイルは、酸化や劣化に比較的強く、常温保存が可能なオイル。ただし、他の油同様に直射日光を避けたり、一度開封したら新鮮なうちに早めに使い切ることが、良質な油を摂り入れるという観点でも重要です。一日にあまりにたくさんのMCTオイルを摂取することは避けた方がいいですが、「一日にこのタイミングでこの量のMCTオイルを摂取する」と自分の中で決めて習慣にすることが大切です。
ベストなタイミングでMCTオイルを摂ろう!
MCTオイルは、摂取のタイミングを押さえておくことで、ダイエット効果をより実感でき、結果的に無理ないダイエットの継続にもつながります。今回ご紹介したMCTオイル摂取のタイミングと飲み方を覚えておけば、効果的にMCTオイルダイエットをすることができるでしょう。自分の性格やライフスタイルに合った飲み方で、今日からMCTオイル生活を始めてみましょう。