インタビュー②「油で太るはもう古い!1日スプーン1杯のMCTオイルで健康に」
ダイエット外来の医師としてご活躍され、ご自身の著書でも「MCTオイル+みそ汁」を推奨されている工藤孝文(くどうたかふみ)先生に、MCTオイルの働きやおすすめの摂取方法、などを伺いました。

工藤先生によると、毎日スプーン1杯のMCTオイルを摂れば1週間程度で、体重や体調に変化を感じられるとのこと。(2021/4/13インタビュー②)

毎日の食事にプラスするだけ「MCTオイル」

私がMCTオイルに注目しはじめたのは、少し前に話題となったココナッツオイルブームにあります。おからパウダーやだし汁など、さまざまなダイエット食品を提唱する中で、ココナッツオイルと出会いました。

そして調べていくと、ココナッツオイルから抽出されたMCTオイルには、「脂肪を分解しエネルギーに変えてくれる、ケトン体を作り出す」効果や「空腹感を抑える」効果があることがわかってきたのです。

また、MCTオイルは無味無臭で、エゴマオイルやアマニオイルなどオメガ3脂肪酸を含むオイルにくらべると安価です。引火性があるため炒め物などに使うのはNGですが、温めても働きが変わらず、「毎日の料理に付け加えるだけでいい」という点でもダイエットに適しているでしょう。

実際、患者さんにMCTオイルを取り入れていただくと、1週間程度で体重や体調に変化がある方が多く、「汗をかきやすくなった」「便通がよくなった」「美肌になれた」との声を多くいただいています。

工藤先生が推奨する「MCTオイル+みそ汁」

著書「やせグセがつく最強のみそ汁」では、みそ汁にスプーン1杯のMCTオイルを入れて毎日飲む、「みそ汁に“入れるだけ”ダイエット」を推奨しています。

多くの方が毎日飲む習慣のあるみそ汁に入れれば続けやすいですし、液体ですからMCTオイルを余すところなく摂取でき、MCTオイルの味が気になりにくいという利点もあります。

また、味噌はダイエットに適した万能食品です。
代謝をアップしてくれるビタミンB群、コレステロールを下げる大豆レシチン、血糖値の急上昇を抑制するメラノイジンなどが含まれ、MCTオイルと合わせてみそ汁にすることで、相乗効果を発揮してくれます。


→■工藤先生の「やせグセがつく最強のみそ汁」はこちらから

MCTオイルの活用法・注意点

MCTオイルを味噌以外のものに合わせて摂る場合には、器にMCTオイルが残りにくい液体と一緒に摂るのがおすすめです。コーヒー、だし汁、昆布茶などに入れて飲むと摂取しやすいでしょう。

1gあたり9kcalとカロリーが高いため、過剰摂取にはご注意ください。また油ですので、油分でお腹がゆるくなりやすい方は、摂る時間に注意しておくと安心です。

1日スプーン1杯のMCTオイルで健康に

MCTオイルはさまざまな働きを持ち、ダイエットしたい方、足腰を強くしたい方、栄養を摂りたい方と、老若男女問わずおすすめできるオイルです。摂るタイミングは好きなタイミングで構いません。ぜひ、1日スプーン1杯のMCTオイルを取り入れてみてください。

毎日の食事にプラスするだけ

その点MCTオイルは、毎日の食事にプラスするだけなので、ダイエットの失敗につながりにくいと考えられます。食事にプラスするだけで自然と腹持ちがよくなり、長時間体内に止まるため、間食したい欲求なども抑えてくれるでしょう。

腹持ちがよいのはオイル全般にいえることですが、脂肪を分解しエネルギーに変えてくれる働きなどを見ても、MCTオイルは、ダイエットに適しています。また、MCTオイルの中でも「ラウリン酸」を多く含むオイルであれば、より満足感が長続きすると考えられます。
→■『中鎖脂肪酸の中でも注目すべきラウリン酸(C12)のすごい働き』の記事はこちらから。

→■インタビュー① 『話題の医師に聞く!全世代に推奨したいMCTオイルの可能性』もあわせてご覧ください。


取材協力: 工藤内科院長 工藤孝文(くどうたかふみ)先生

内科医・糖尿病内科医・漢方医
福岡県みやま市出身。福岡大学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。現在は、自身のクリニック:みやま市工藤内科で地域医療に力を注いでいる。専門は、糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病、漢方治療・ダイエット治療など多岐にわたる。

[メディア出演]
NHK『ガッテン!』『あさイチ』
日本テレビ『世界一受けたい授業』
テレビ東京『主治医が見つかる診療所』
TBSテレビ『名医のTHE太鼓判』 
フジテレビ『ホンマでっか!?TV』

[著書]
最新の著書:やせグセがつく最強のみそ汁
著書は50冊以上に及び、Amazonベストセラーを多数輩出している。

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