MCTオイルダイエット中は他のオイルは摂らない方がいい?効果的な摂り方とは?

効率よくダイエットできるることで定評があるMCTオイルダイエット。ダイエットにありがちな制限も少なめで、オイル1本で気軽に始められることもあり、人気が高まっています。

でも、MCTオイルを使い始めると「MCTオイル以外のオイルは使ってもよいのだろうか?」「ほかのオイルはどんな摂り方をすればよい?」「もっと値段が安くてどこでも手に入るオイルでMCTオイルの代用ができるのではないか?」などの疑問が浮かぶかもしれません。 今回は、MCTオイルの摂り方とほかのオイルの関係性について解説していきます。

MCTオイルダイエット中、他のオイルの摂り方は?


MCTオイル以外のオイルはいろいろありますが、他にもMCTオイルのようにダイエットに効果のあるオイルはあるのでしょうか?まずは食用のオイルについてご紹介していきます。

オイルで代表的なものは、一般家庭でもよく使われるサラダ油、オリーブオイル、キャノーラ油、ごま油。その他、えごま油、アマニ油、アボカド、サンフラワーなど様々なオイルが存在します。わたしたちが普段使用する油のほとんどは、長鎖脂肪酸という分類に分けられます。MCTオイルは中鎖脂肪酸という分類に分けられ、MCTオイルの元にもなるココナッツオイルも中鎖脂肪酸に分類されます。

MCTオイルの主成分である中鎖脂肪酸は長鎖脂肪酸に比べて、約4倍もはやく分解され、短時間でエネルギーになることが特長です。体脂肪になりにくいためダイエットをするならMCTオイルのような中鎖脂肪酸のオイルがおすすめです!

ダイエットを意識するならオイルはMCTオイル一択

ココナッツオイルも中鎖脂肪酸なので、MCTオイルの代用ができるのではないかと思ってしまうのですが、実はそうではありません。

その理由は、ココナッツオイルは約60%の中鎖脂肪酸が含まれていることに対して、MCTオイルはなんと100%中鎖脂肪酸が含まれているため、より効果的に中鎖脂肪酸を摂取することができます

また、MCTオイルとココナッツオイルではそれぞれに含まれる中鎖脂肪酸の種類が異なっています。
MCTオイルはカプリル酸(C8)、カプリン酸(C10)、ラウリン酸(C12)の3種類の中鎖脂肪酸がバランスよく配合されています。さらにMCTオイルの製品によってその配合バランスも様々に調整されており、目的によって使い分けができるメリットがあります。

対してココナッツオイルはラウリン酸(C12)が多く含まれています。C12は他の中鎖脂肪酸に比べるとやや炭素のつながりが長く、長鎖脂肪酸に近い性質です。その分、腹持ちはよく、バターコーヒーなどには最適です。ただ、脂肪燃焼効果はカプリル酸の方が期待できると言われています。

そのため、MCTオイルでダイエットをしている際、似たようなほかのオイルは使ってもよいかどうかというと、使うこと自体は可能ですがダイエット効果を考えるとMCTオイルの選択がベストです。

MCTオイルの加熱調理はNG

せっかくダイエット効果が高いのであればMCTオイルを加熱調理など様々なシーンで利用したいものですが、摂り方に注意したい点があります。

残念ながらMCTオイルは、炒め物や揚げ物など加熱調理の利用は向きません

揚げたり炒めたりすると、煙が出たり泡立ちが起こる可能性が高く危険です。 MCTオイルを安全に使用するため、飲み物や加熱後の食品にかけるなどして摂り方に注意しましょう。

用途が違うオイルも、摂り方は控えめを意識して

MCTオイルは加熱調理が向かないオイルですので、サラダ油やオリーブオイルなど、加熱が可能なオイルの利用はもちろん可能ですしかしどんなオイルでも、油分にはやはり変わりありません。ダイエットや健康の観点から考えたら、摂りすぎはやはりNG!

調理で使用するサラダ油やオリーブオイルの摂り方はできるだけ「控えめにすること」が必要です。 チャーハンやソテーなどの炒め物であれば、使う油は出来る限り少なめにしましょう。テフロン加工のフライパンを使うだけでも、油の使用量は減らせますよ。

またから揚げやてんぷらなどの揚げ物は、ご褒美として2週間に1回たまに食べる程度にしたり、食べる量をセーブして少量にするなど意識的に油の摂り方に配慮していきましょう。

特にありがちなのは、自宅で調理をする際にフライパンに油をたっぷり入れてしまうことや、調理の仕上げにドレッシングや調理オイルをかけすぎてしまうことです。こういった部分は意識しないとやってしまいがちなので、普段から摂り方は意識しておきたいですね。

MCTオイルを摂取すれば痩せるということはありません。他の食事や油の摂り方もダイエット中という意識をもって、気を遣うことが大切です。食事に気を遣っていくことで、なにも気を遣わないで過ごすよりもずっと早くダイエットの結果が出ます。くれぐれもオイルの摂り方には注意してくださいね。

MCTオイル以外のオイルは、外食時に注意が必要!


MCTオイルやそれ以外のオイルの摂り方について色々とお伝えしてきましたが、注意点は他にもあります。

それはどんなことかというと、外食時です。 何故かというと、自宅で食事をする場合は自分で食事やオイルの量を調整しやすいため、油分に気を付けながら食事をとることが可能です。

しかし外食になると、バイキング形式など自分で自由に食べ物を選べる環境でもない限り、どうしてもオイルの摂り方を調整できない食事になってしまいやすいです。

上司や友人など他の人が選んだお店での外食であれば、中華など油分の多いメニューのお店で食事をするケースもあるかもしれません。一人で入ったお店でも、お皿に盛ってあるものを食べずに残すのは「もったいない」「食べ残しはよくない」という気持ちから量が多い…と思いつつ、罪悪感から完食してしまうこともあるでしょう。
そんな時は食べ順やメニューの選び方ひとつでオイルの摂り方を調整できますよ。

少しの置き換えでも摂り方は調整できる

油分の摂り方が偏りがちな外食ですが、対応策はもちろんあります。

まずは汁物やサラダなど、油分の少ないものから食べ始めること。これだけでも油の吸収を緩やかにできます。また、油分の多そうなメニューをより油分が少ない食材やさっぱりとした食感のメニューへ置き換えてることです。

例えば…唐揚げや照り焼きが食べたいと思っても、あえて蒸し鶏や焼き魚の料理をチョイスする、エビチリが食べたいと思っても肉まんやスープにする、ほうれん草炒めをさっぱりとしたおひたしにするといったように、外食の際でも極力油分少なめの料理を選べば油の摂り方は意外とコントロールできます。

ダイエットをしている間の外食時のメニューの選びは欲望との戦いです。しかし我慢ばかりではストレスになってしまいますよね。たまにハメを外してしまっても大丈夫!翌日取り戻せますよ!

油の摂り方を失敗したら翌日に調整


付き合いやイベントごとなど油の摂り方失敗したな・・・という時は翌日にリセットしましょう!

MCTオイルはいつも通り摂取し、お昼ご飯や晩御飯は蒸し物や汁物など中心のさっぱりメニューにすれば罪悪感も失敗もリセットできますよ。

MCTオイルダイエットは1日にしてならず。

今日は、油分多めの脂っこい食べ物を摂りすぎたな~と思う日があっても気にせず、翌日の食事はオイル控えめを意識してバランスを取りながら上手に調整しながら食事をしていけば問題ありません。
毎日厳しく油分の摂り方を調整できればその分成果は早く出ますが、それではダイエットは長続きしません。バランスを取りながら続けていくことが大切です。

神経質になりすぎず、ストレスにならないよう上手にMCTオイルダイエットを実践していきましょう!

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